ライカが欲しいなら、若いうちに

ライカ銀座店

もしあなたがライカに憧れを持ち「いつかは欲しい」と願うなら少しでも“若いうち”の購入をお勧めします(もっとも私はライカを所有していないのですが)。

 

先日「ライカ表参道店」に立ち寄った際、久しぶりにM型ライカに触れました。そしてアラフィフ年齢な庶民の私には「・・・ライカは無理」と再認識します。

 

レンジファインダーの二重像によるピントの合わせ方

1つ目の理由は「老眼」。M型ライカはピント合わせが手動なのは構わないとしても、光学式ファインダー故に拡大表示はできません。

撮影後にピントが合っているかを背面液晶で確認しても老眼で分からず。愛用のミラーレス機(EOS R)では撮影後の確認はEVFに拡大表示させていますが、これが出来ないのは至極難儀。

  

Leica.

2つ目の理由は、やはり「高価」な事。・・・高い、高すぎる。

値段故に中高年ユーザーが多い印象のライカですが、だからと云って中高年になると余計に買い難くなります。何故なら、私を含め「庶民」は中年になると何かとお金を消費する機会が増えるので(私の場合、娘たちのピアノ教室、学習塾、学費、留学費など「教育費」が家計を圧迫するライフイベントが重なり)、所得の増大とは関係なしに「お金の使い先」が自ずと変わってきてしまいます。

若い時はお金に余裕が無いと思われるかも知れませんが、自分の為ダケにお金や時間を使える期間って人生において意外な程に短い事を意識して損は無いと考えますし、低金利なうちに長期ローンを活用できるのも若者の特権なのですから。

  

ライカのような存在自体が特別なカメラは(それに憧れる人にとっては)「所有すること」自体に価値や意味を持ちますから、代わりにニコンやキヤノン機を買っても、その人の心の隙間は埋まらないでしょうからね。

先日、私が過去15年に購入してきた安価なカメラやレンズ等を累積したところ、ライカM11SUMMILUX-Mの金額に相当(!)し驚愕したので・・・結局のところカメラ趣味ってのは、何を買おうとその位の金額が掛かるという事のようです。[了]

書籍「M型ライカの教科書」表紙と商品詳細ページへのリンク