80年前の写真
上記画像は約80年前に撮影された祖母の写真。当時、満州国で看護婦をしていた祖母が仕事場で撮影したポートレートのようです。
他にも検診中の医師と写っている写真もあり、当時の状況が伺える貴重な一枚。
これらは先日、105歳で他界した祖母の葬儀で飾られていたもの。ざっと80年前のプリント写真となる訳ですが、鮮明かつ解像感豊かに残っていたのが(写真好きとしては特に)印象的でした。
SNS全盛の昨今、写真は主にディスプレイ上で閲覧するデジタルデータとなり、また必要に応じて自宅でプリントアウト出来る時代になりましたが、そのプリントアウトした写真が80年もつだろうか、と考えると実に心許ないもの。
そう考えると、其れなりの印刷品質を保つフォトブック等、物理的に残す必要性を強く再認識した次第です。
さて、そのフォトブック。定期的に作っていたのですが、様々なフォトブックの中で最も品質面で気に入っていたジャストシステム社「ココアル」が2019年9月でサービス終了して以来、フォトブック制作意欲が失せている状況。ココアルは品質が高いのに手頃な価格だった故に残念でなりません。
ココアルのサービスに最も近いとされるフォトブックサービス「マイブック」も試してみたものの、レイアウトや操作性などでイマイチ納得がいかず、あまり積極的に使う気になれないのも確か。
とは言え、やはりプリントアウトは大切。フォトブック化とデジタル化は両立して行かねば、と考えます。
※デジタル化と云えば、災害大国ニッポン故に銀塩写真やネガを積極的にデジタルデータ化してアーカイブする作業も進めております。
その際、活躍してくれるのがPFU製「Omoidori」。これはiPhoneをスキャナー替わりにするアダプター&専用アプリですが、とても効率よく(其れなりの品質で)銀塩写真のデジタル化ができます。〔了〕