Provokeな写真が撮れるアプリ「Provoke Camera」


iPhoneで「Provoke」風な写真が撮れるアプリ「Provoke Camera」が面白いですね。


「Provoke」とは1960年代後半に著名な写真家である中平卓馬氏、高梨豊氏らが中心となって出した写真雑誌(1〜3号+総括集の全4構成)。写真家・森山大道氏なども参加し、いまでも熱狂的な支持を集め、2018年になって復刻版も出る程。

学生運動の騒乱と前衛芸術とが入り混じった混沌の時代、1960年代後半から70年代前半を荒々しく切り取った、Provoke(=挑発する)な世界観を再現できるアプリです。


このアプリの良いところはiPhone標準カメラの画角と同じなところ。

一部のカメラアプリには画角(換算焦点距離)が変わってしまうものがありますが、「Provoke Camera」ではそれが無いのが最高です。私のiPhone 8 Plusでは35mm判換算で広角側が約28mm相当(f/1.8)/望遠側が約57mm相当(f/2.4)ですが、この画角のまま、Provokeな世界を描画できます。 

私が購入したときは370円でしたが、その価値が十分にある久しぶりに面白いカメラアプリでした。〔了〕