FlickrのトップページUIが変更
写真共有サービスの老舗であり最大手であり万年赤字垂れ流しで存続が常に危ぶまれているFlickrが、実に7年ぶりにトップページのユーザーインタフェース(UI)を新しくしました。
新しいUIは上記のように、パソコンのブラウザでアクセスした際に最初に表示されるアクティビティフィードが、従来はフォローしているユーザーやグループのアクティビティが表示されるだけだったのに対し、新しいUIではそれらに加え自分のフォトストリームへのアクセス推移(Proアカウントユーザー向け)や、Flickr上で注目を集めている写真「Explore」の表示などがコンパクトにまとめられています。
使い勝手としては、細かな点ですが改良が為されています。例えば、従来はアクティビティフィード上に表示されるフォローしているユーザーの気になった写真があった際に、1度クリックしても、それが拡大表示されるだけで、その写真の掲載ページに辿り着く為には、その拡大表示された写真をもう1度クリックする(=計2度クリックする)必要がありました。
これが新しいUIでは、アクティビティフィード上のサムネイル表示(Flickrは"compact view"と呼んでいる)から気になった写真を1度クリックするだけで、該当する掲載ページに飛ぶようになっています。掲載ページに飛ばないと注釈やタグ、コメント、EXIF等の詳細まで辿り着けないので、むしろなぜ今までこうしていなかったのかが疑問な程。
その他にも、細かい部分では「From each Feed card, you can mute group activity that is too noisy, or unfollow people you no longer want to see. 〜 各フィードカードから、ノイズの多いグループ活動をミュートしたり、見たくない人をアンフォローしたりすることができます。」等の機能があるそうなので、総じて使い勝手は向上しているようです。
資金繰りが厳しいFlickrのようですが、寄付的な行為はできないようなので、従来同様に有料Proアカウントを活用しつつ応援したく考えます。〔了〕