ぼくのかんがえた さいきょうの ほへいじゅう
2019年10月にリリースされたスマホ用FPSゲーム「Call of Duty Mobile」(コール・オブ・デューティMobile /CoD Mobile)を未だにチマチマとプレイしています。リアルな現代戦にゲーム的なSF要素を追加した本作は基本無料で遊べ、無課金ユーザーとして4年の歳月を戦場で費やしてきました。
先日の投稿で愛用の三八式歩兵銃について記載しましたが、残念なことに「Call of Duty Mobile」には三八式歩兵銃はラインナップされていません。
よく似たボルトアクションライフルに「Kilo Bolt-Action」なる名前の伝統的なライフル銃が用意されているので、私は専ら雰囲気の似た「Kilo Bolt-Action」をメインに用いています。
「Kilo Bolt-Action」はドイツの実銃「Karabiner 98 kurz」(Kar98K:1935年)をモデルにしたもの。三八式歩兵銃が明治38年(1905年)なので30年もの隔たりがありますが、設計構造的には似て近しい関係にあります。
Kar98Kが口径7.92mm /銃身長600mmに対し、三八式歩兵銃は口径6.5mm/銃身長797mmなので、長さが足りません。その為、私は冒頭の画像にあるように「コンペンセイター」と呼ばれる銃口制退器(マズルブレーキ)を装着。気持ち、銃身長を長くして三八式歩兵銃の雰囲気を愉しんでいます。
マズルブレーキとは、銃発射時のガス放出を逃がし反動を軽減させて命中率を上げる装置で、当然ながら三八式歩兵銃の時代には存在しません。私のコンセプトとしては日露戦争時代の三八式歩兵銃をモダナイゼーション(現代化)し戦場で使っている感じでしょうか。
例えば反動の少ない「OWCレンジャー」バレルに変更し、4倍のタクティカルスコープを装着、弾丸はテルミット弾(日本も戦時中は空襲で酷い目にあった焼夷弾)で殺傷能力を高めています。
これぞ正に「ぼくのかんがえた さいきょうの ほへいじゅう」!
・・・とは云え、オンラインゲームの常として課金勢やヘヴィーユーザー勢に勝つのは中々に至難の技。Call of Duty Mobileは無課金でもあまり差は無いとは言われますが・・・
1チーム最大4名、合計100名で生き残りを競い合う「BATTLE ROYALE」がアツいのですが、正直なかなか勝てません。
いつも、あと一歩のところで2位。
またしても2位。つまり”良いところ”迄は行く訳で。最後の方まで勝ち残る・・・けれども、最後の最後でヤラレル。
また2位。こんな雪深い中で襲撃されるとは・・
あーん(涙)。またまた2位・・・うーん、あと一歩なのですが・・・勝てない。
たまには1位を獲得することも!気をよくして翌日もプレイしてみると・・・
ですよねー(苦笑)。やっぱり、また2位・・・次こそは・・・
づがーん。やっぱり2位・・・私にはダメなのか・・・と諦めかけたら・・・
よっしゃー!やっぱ1位になる実力あるんじゃん!・・・と思ったら・・・
あああ・・・やっぱ2位なのね・・・2位に辿り着く迄には危険な目にも会っているし、1位を賭けた争いは熾烈を極める為、やられた瞬間は心臓バクバクな程に緊張感が漂います。
こんな感じで夜毎プレイして気づいたら早4年。
なぜ、そんな思いをしてまで夜毎オンライン上の戦場に戻ってしまうのか?・・・その疑問に対しては映画「アメリカン・スナイパー」でも描かれていますが、アドデナリン出まくりの戦場は一種の中毒性があり、また戻ってきてしまう訳ですね。
※故ロビン・ウィリアムズはCall of Dutyを「サイバーコカイン(cyber cocaine:デジタルコカイン)」と呼んでいましたが、言い得て妙。
そして、このゲームが面白いのはチームを組める点。私は主に次女(7歳)そして時折つきあってくれる長女(15歳)も交えて部隊編成し戦っていますが(一応、レーティングは17歳以上の道徳上よくないゲームではあるのですが)これが中々楽しい。
私は実銃や戦争の歴史そして30年前のサバイバルゲーム経験を引き摺った世界観でゲームに挑んでいますが、デジタルネイティブな彼女たちは全く違ったアプローチで参戦してくるので戦い方が大きく違い興味深いです。
女子の情操教育として全く以て不適でしょうが、オンライン上で娘たちと一緒に戦うのがミリタリーヲタクな私にとって至上の幸せであります(笑)。
尚、「Call of Duty Mobile」は4年の節目を迎えるにあたり、後継サービス「CoD Warzone Mobile」への移行が2024年4月に予定されています。
其れ迄もう少しこの世界に戦友たちと浸っていたいと考える訳であります。〔了〕