1999年9月11日の興奮、再び。
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22年前、1999年9月10日(金)夜。仕事を終えた私は肌寒い中、札幌市内中心部に当時あった映画館に並んでいました。翌9月11日(土)より日本でもついに解禁となる映画「マトリックス」(初代)をいち早く観るため0時に公開となる先行レイトショーに参加したのでした。
当時の私は風邪気味で、寒い夜に小一時間並んだことで益々、悪化。朦朧としながら並んだものです(苦笑)。しかし映画が始まった途端、体調不良などどこ吹く風とばかりに忘れ去ったものです。強烈な映像美とサイバーパンクな展開に脳が覚醒。
家に帰っても興奮は収まらず。ふと体温計で熱を測ると実に39度(!)の高熱でしたが、そんなことお構いなしに徹夜でレイトショーを観た後は、高熱にも関わらず朝になり次第、新千歳空港行きの連絡バスに乗り込み、羽田空港行きの当時・日本エアシステム(旧・東亜国内航空)便に乗ったのを記憶しています。
忘れもしない、1999年9月11日は、私にとってそんな1日でした。
そして、そのマトリックスが2021年12月に「マトリックス レザレクションズ」として新作公開されるというのですから、今からwktkが止まりません!(ネット死語を使うインターネット老人会・・・)。
・・・ちなみに、そんな体調不良なときに映画だけならまだしも、徹夜明けで東京にまで行ったのかというと、ちょうどこの日が最終日だった「World PC Expo 99」(千葉・幕張メッセ)に日本初披露となったiBookを見る為でした(苦笑)。
夜は池袋のホテルに。ちょうど池袋通り魔殺人事件が数日前にあったばかりでしたので、現場近くを通った時には複雑な思いになりました。
確か犯人が私と同い年だったんですよね。就職などで辛い境遇にあった団塊ジュニア世代な犯人。山一證券や北海道拓殖銀行の破綻、アジア通貨危機と就職時期が重なった就職氷河期時代の一人として色々と考えさせられました・・・
上記写真は学生時代から長らく愛用していたPowerBook Duo230。Expressモデムと呼ばれる14,400bpsの内蔵モデムがあり、当時はホテルの外線からピーガー音を鳴らしてインターネットに接続していたモノです。
翌朝スーツに着替え、ニューピア竹芝ノースタワーにて女優・安達祐実さんが18歳になる誕生パーティーに参加させて貰いました。
当時、安達祐実さんは子役路線から女優路線に転向しようともがいていた時期で、雑誌「プレイボーイ」に大胆水着写真が掲載されて話題になっていた時期。
お会いした安達祐実さんは、テレビで観るより華奢でビックリ。少しだけ会話させて貰いましたが、素直な受け答えのとても素敵な女性でしたね。
今では独自のポジションを築いた女性にも大人気の女優さん。いま振り返ってみると子役業から女優業への転機となるパーティーだったと考えます。
さて、パーティーで良いだけ飲み食いしたものの、まだ飛行機の時間まで時間があるので、秋葉原に。まだ駅前にバスケのコートがあった時代。