スピーカースタンドに中華インシュレーターを装着

スピーカーYAMAHA NS-BP200

はじめてスピーカーを自作したのは、下の毛が生え始めた頃でした。


うら若き(?)さくらんぼ少年な当時、ユニットを買うお金も無いので使わなくなったラジカセを分解してユニットを取り出し、ベニア板で拵えたボックスに取り付けて遊んでいたものです。

かようにオーディオ趣味は35年程に及ぶ訳ですが、高価なシステムを組んだ経験は無く、いわゆるコスパの高い組み合わせや自作スピーカーをアレコレと試しては安物買いの銭失いを繰り返しております。

 

今回、スピーカースタンドに中華製の安価なインシュレーターを装着してみました。絨毯敷きリビングにて、スピーカースタンドを置いた周囲の床に手を当ててみると意外な程に床に響いていました。下階の住民に迷惑をかけない為にインシュレーターを敷いて振動を抑える試みをしてみた訳です。

  

中国製のインシュレーター:Audio insulator.

購入したのは、よくある中華製のインシュレーター。中国のECサイト「AliExpress」等でよく見る商品ですが、執筆時点では円安故にAmazon.co.jpから国内在庫品を買う方が安価だったりして、円安の影響を強く感じます。

私の購入した商品は「YMJOGGUE」と云う何て読めば良いか判らんブランド名が付いていましたが、Amazon.co.jp内にも同じ外観の商品が幾つか存在し、恐らくどれを買っても違いは無さそうです。

 

中国製のインシュレーター:(金色)Audio insulator.

インシュレーター自体の見た目は中々良い感じ。私は性根いやらしいスケベ人間なので下品な金色が大好きです。当然、購入したインシュレーターはシルバーでは無く、敢えてのゴールド、金色を購入しました。

 

中国製のインシュレーター(Audio insulator)をスピーカースタンドに両面テープで貼り付け

装着は簡単。スピーカースタンドの裏に両面テープで貼り付けるだけ。

因みに中華製の怪しい商品を買うと決まって「3M」のロゴが付いた両面テープが付いてくるけど「これ絶対に米国3M製じゃ無いだろ」とツッコミ入れたくなくクオリティの品に遭遇します(この商品がそうだとは言ってませんが)。

 

中国製のインシュレーター(Audio insulator)を装着したスピーカースタンド

こんな感じでチラりとゴールドの輝きが見えるのが良いですね。

私はとても気に入ったのですが、JCな長女には「また何かパパが変なの付けてる〜ぅ」的に母親に告げ口されたり。・・・良いんです、この安っぽいゴールドにこそロマンがあるんです。

 

中国製のインシュレーター(Audio insulator)の足元アップ

スピーカーの高さは3cm程アップしました。

 

当該インシュレーターのカスタマーレビューを見ると・・・「音の解像感が増した!」とか「音がシャープになった」とか「音の硬質感が増した」、「音の抜けが向上した」等と、わずか3,000円弱の商品とは思えない程の高評価。

えー、因みに当該商品の「サクラチェッカー」による評価は、私の確認した2022年7月時点で「2.18」と「危険」表示(笑)。これは、期待が持てそうです(棒読み)。

 

さて。実際、装着してみて感じるのは、床面への振動は確実に減りました(ほぼ無くなりました)。そして音質の変化は、私の聴く限り「全くありません」でした。良い意味で。

私は「(絨毯敷の)床への振動を抑えたい」を目的としていたので、狙い通りでした。・・・皮肉じゃなく、ホント買って良かったと思えましたよ。

 

こうしたオーディオ談義をすると、決まって聞かれるのが「メインは、どんな構成使っているの?」という禁句フレーズ。

最近もオーディオ趣味どっぷりな人と遭遇。意外な程に、私は話しが通じるが故に、相手は「お、キミ詳しいね。どんなシステム組んでるるの?」と聞いてくる訳です。

・・・が、我が家の構成を答えるとピュアオーディオマニアな人は例外なく嫌な顔をします(苦笑)。

 

そんな我が家の構成は、以下の通り↓

【スピーカー】 YAMAHA製 NS-BP200 (実売11,000円前後)

        または、YAMAHA製 NS-B330 (実売35,000円前後)

【スタンド 】 YAMAHA製 SPS-1100MMS (実売13,000円前後)

【アンプ  】 S.M.S.L製 DA-8S  (実売19,000円前後)

【D A C  】 AmazonBasicの名も無い96KHz/24bitなヤツ (実売2,000円弱)

【プレイヤー】 ストリーミング: iPhoneでアンプにBluetooth接続 (実質0円)

        CD: DENON CDC-755AE(当時45,000円前後)

 

と、ハイコスパな構成。一体これでオーディオのナニが語れるのか?って思うでしょうが。

強いていうなら高校生の頃から今に至るまで頻繁にオーディオ関係のセミナーに通い、散々「金に糸目を付けない豪華な構成」の音を聴き、オーディオ評論家の蘊蓄を聞いて来た事でしょうか。

  

最高級スピーカー、YAMAHA NS-5000.(US$15,000)の試聴

中でも、2018年夏に聴いたYAMAHA NS-5000を核としたトータル約700万円(+札幌市自慢のコンサートホール会場)の構成は素晴らしい音色でした。

  

持論ですが、思うに真っ当なメーカーの作るオーディオ機器の音はフラットであればある程に澄んだ音色に聞こえますし、正しく耳に入る位置付けに設置して、変な共振とか無ければ、大概は十分に魅力的な音色を奏でてくれます。

例えば前述のNS-5000を核とした700万円の構成を狭い集合住宅な我が家に持って来ても鳴らし切れませんからね。

リスニング空間の広さ・出せる音量・聴く音源・周囲の騒音状況などトータルで考えてバランスする構成こそベストと考え、我が家のリビングには前述の安構成でも十分に満足のいく心地よい豊かな音色が楽しめています。

 

そんな訳で、今回装着したインシュレーターも価格なりの機能は果たしてくれており、満足しています。「足るを知る」こそ正に王道ですね。〔了〕

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