腐ってもZEISS(カールツァイス)

広角レンズで撮影した真駒内滝野霊園・頭大仏殿
新型コロナ早期収束を願うは神頼み仏頼み、という事で先日、札幌市内郊外にある真駒内滝野霊園の頭大仏殿に行ってきました。

 
上記写真は、iPhone8 Plus(広角28mm相当)にZEISS製ワイコン「ExoLens with Optics by ZEISS Wide-Angle Lens Kit」を装着して撮影したもの。ワイコン0.6倍率なので、約17mm相当という超広角レンズにトランスフォームされます。
  
以前にサイト上で紹介したように、大変良いワイコン。素敵な建築物を撮影する際などに重宝するのですが、如何せん中々使う機会に恵まれないのも確かです。


そんな訳で久しぶりに持ち出して使って見たのですが、歪みの少なさは流石ですね。
 
iPhone 11 Proでは標準で超広角13mm相当のレンズを装着しているようですが、歪みが大きいことや、その歪み補正をONにするとイマイチ広角感が損なわれる問題などもあるようですし、歪みの少ないシャープな写真をiPhoneで撮りたいなら、やっぱZEISSのワイコンだなぁ、と再認識した次第です。
 
そういえば、一眼レフカメラ用の超広角レンズ「EF-S10-18mm f/4.5-5.6 IS STM」を持っていたな、と言うことで今回比較してみました。思えばZEISSと比較した事無かったな、と。
Canon EF-S 10-18mm f4.5-5.6
APS-C機の専用レンズ「EF-S」です。広角端は10mmですが約1.6倍換算になるので約16mm相当ですね。先述のZEISSワイコン装着時の約17mm相当とも近いです。
 
Canon 7D Mark II(APS-C機)に装着して撮影した16mm相当のが↓コチラ。
EF-S10-18mm f/4.5-5.6 IS STMでの撮影(APS-C)
歪みもありますが、まぁ、それほど気にならないかな。青空が白飛び気味ですが、前述のiPhone 8 Plusで撮影した写真はHDR撮影なので青空も鮮やかに写っていますね。
 
全体的に見ると、やはりAPS-C機の一眼レフカメラの方が(当然ながら)懐の深い描写をしてくれていますが、いつものiPhoneに小さなワイコンを追加するだけで冒頭のような超広角の写真が愉しめるのは、やはり大きな意義があるなぁ、と考えます。
 
このZEISS製ワイコン「ExoLens with Optics by ZEISS Wide-Angle Lens Kit」は、すでにディスコンティニュードとなった商品ですが、新品or中古とも流通量は其れなりにあるので、是非探してみてください。
 
ZEISS製のスマホ用ワイコン「ExoLens with Optics by ZEISS Wide-Angle Lens Kit」

それにしても、新型コロナの惨状は続き、先行きが見えませんね。
 
初夏の札幌、本来なら海外からの観光客で賑やかとなる筈ですが、新型コロナの影響で人もまばら。この日も唯一、東南アジア系と思われる観光客1グループが来ていましたが、彼らにとって楽しく思い出深い旅になれば幸いです。〔了〕

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