愛車ムラーノ、冬用の防水フロアマットを新調
2009年8月、サンディエゴ。「アクセルが戻らない!」緊急通報電話 (911)に必死の声で掛けてきた男性の運転するレクサスES350は時速160kmを超える猛スピードで激突。乗員4人の家族全員が死亡する最悪の結果となります。
このショッキングな模様を伝える通報時の録音テープが公開された事もあり、米国中がトヨタに対して激しい怒りを露わにし、大バッシングが巻き起こりました。
後に、事故の原因はサイズが合わない他車のフロアマットを使っており、フロアマットがズレてアクセルに引っ掛かった事によるものと判明。車両の構造的欠陥に起因するものでは無い事が明らかとなります。
しかし、米国議会まで巻き込んだ大バッシングの袋叩きにあったトヨタは、早期の解決を望んで和解に応じ、訴訟関連で推計・約30億ドル、司法省への和解金に約12億ドルもの大金を支払うことに合意する事となります。
事程左様に、たかがフロアマット、されどフロアマット。メーカー純正品で5〜6万円もするフロアマットですが、正しく車両に適合したものを装着しなければ、上記のような大事故にも繋がりかねない重要なパーツであります。
そんなフロアマットを新調しました。それが冒頭の写真です。・・・非純正、しかも中華製です(苦笑)。冒頭、360字を費やしてフロアマットの危険性を述べた訳ですが、それでも中華製フロアマットを選んだ理由は防水PUレザー(合皮)が欲しかった為であります。
私の住む札幌は、これから冬を迎える関係から防水のフロアマットというと従来はホームセンターやカー用品店で販売されているラバー製が一般的です(※マット自体を車体に固定する穴なども無く、それこそアクセルペダルに挟まったら、と考えると怖いですが、底面の滑り止め加工と自重で過去にそうした危険な思いをした事はありません)。
ラバー製マットの欠点は、やはりドアを開けて乗り込もうとした時にマットが目に入ると、気分が滅入ることでしょうか。そのため今回は印象を変える意味で少し明るい色の、それでいて靴について泥や雪の汚れが目立ち難い「ブラウン」色を購入しました。
購入した中華製フロアマットは、車体にあわせてバスタブ式になっており、すっぽり嵌め込むような形となって底面は滑り止め加工がされているのでズレることは無さそうです。
念のため強力両面テープ(布用)で何箇所か止めたところ剥がすのが大変な程にシッカリ固定され、まずは一安心。
装着の前後で比較すると印象が結構変わっているのが分かります。趣味が良いのか悪いのか評価が分かれそうですが、これで汚れやすい冬シーズンもガシガシ遠慮なく使えそうです。〔了〕