オジロワシとカメラレンズの純正/非純正

オジロワシ:"Ojiro Washi" Haliaeetus albicilla (White-tailed eagle).
翼を広げた姿は約2mにも達し、鋭い眼光と抉るようなクチバシ、そして白い尾を持つ「オジロワシ」。絶滅危惧種として1970年に天然記念物に指定されています。


日本国内では北海道・釧路湿原国立公園など広大な未開拓の自然豊かな場所でしか見られ無い貴重な鳥で、私も動物園でしか見た事がありませんでした

そんなオジロワシが札幌市内の私の自宅から50分弱、新千歳空港の隣り街である北海道恵庭市に飛来していると聞いて行って来ました。

北海道恵庭市漁川にて、日産ムラーノで乗り付ける:Izari river.

オジロワシは結構以前から恵庭市で越冬しているようで、ネットを検索すると様々な目撃情報があります。

ネット上の情報にありがちですが、具体的な目撃「場所」が掲載されていません。ただ幾つかの写真を見る限り凡その場所が掴めた事、更に現地在住の方から目撃場所を教えて貰えた事もあり無事に遭遇できました。

オジロワシ:"Ojiro Washi" Haliaeetus albicilla (White-tailed eagle).

私は恵庭市内を流れる漁川(いざりがわ)の恵庭市上山口近辺で遭遇できました。地図で言うと以下の通りです。

オジロワシの出没地帯:北海道恵庭市漁川


こうした具体的な場所を示す事に難色を示す意見もネット上では見られました。しかし、あくまで私が遭遇した際の状況であるため必ずしもこの場所に居る訳では無い事、そもそも人がある程度の距離に近づくと(それでも人間の感覚からはかなりの距離ですが)オジロワシはこちらをチラ見しては颯爽と飛び去ってしまいます。あくまで参考程度に捉えてください。


野生のオジロワシ:"Ojiro Washi" Haliaeetus albicilla (White-tailed eagle).
遭遇したオジロワシは番いの二羽。遠目にもそれと判別できる圧倒的な大きさ。これ程大きな鳥が飛んでいる姿を肉眼で見るのは初めてというスケール感。

木の枝に佇む姿も神々しく、中々の感動モノです。


この時の撮影機材は、Canon EOS 7D Mark2にサードパーティ製のレンズであるSIGMA 70-200mm f2.8 APO EX DG HSM、そして1.4倍テレコンのSIGMA APO TELECONVERTER 1.4x EX DGの組み合わせ。

ちょうど先日の記事でも触れたようにAFマイクロアジャストメントを行った組み合わせで挑みました。35mm判換算で448mm相当になりますが、其れでも鳥撮影には全然距離が足りません(野鳥撮影を趣味とされている方々は500mmとか600mmを使われますからねぇ)。




また、テレコンを介する事で解像感が低下することやフリンジが目立ってしまうのは仕方の無い事なのでしょうが、ちょっと残念感もあります。


これまた先日の記事で掲載しましたが、私のようにサードパーティのSIGMA社製レンズでは無く、キヤノンの純正レンズであれば、DLO(デジタルレンズオプティマイザ)がテレコン込みで対応しており、高精度なレンズ補正が可能となります。

例えば同じ焦点距離でのキヤノン純正での組み合わせであれば、EF70-200mm f/2.8L IS III USM +1.4xがDLOデータとして用意されています。



因みにキヤノン純正レンズのEF70-200mm f/2.8L USM IS IIIが、実売で約26万円。対応する1.4x倍テレコンのEXTENDER EF1.4×IIIが実売で約4万円弱。合わせて約30万円弱。

対する私のSIGMAの構成では、既に販売終息になっていますが、レンズのSIGMA 70-200mm f2.8 APO EX DG HSMが実売・約15万円、そして1.4倍テレコンのSIGMA APO TELECONVERTER 1.4x EX DGが、実売・約2万円弱ですから、合計でも約17万円程。

SIGMAで買えばキヤノン純正より4割ほど安価な訳ですが、それでも今となってはDLOでの補正威力を考慮するとキヤノン純正で買い直そうかと真剣に悩むところです。

・・・さて、お金の工面をどうしようか。〔了〕
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