EOS R、氷点下におけるEVFの結露


先日の記事にあるように、望遠レンズを持って森林に入り、キタキツネやエゾシカのハンティング(=写真撮影の意)を趣味のひとつとしています。

 

この日も夜明け前に車を出し、札幌市内の自宅から1時間程の距離にある北海道・支笏洞爺国立公園にて、エゾシカ撮影のため、外気温マイナス13度の凍てつく寒さの中、スノーシューで沢を登っていたのですが、困ったことにEOS RのEVF(電子ビューファインダー)が結露で曇ってしまい撮影に難儀しました。

一眼レフカメラの愛機 EOS 7D Mark IIでは経験した事の無いトラブル。調べて見るとEOS Rに限らず、ミラーレス機のEVFではよくある症状のよう。寒い外気温に対し内部の電子機構からの発熱による温度差で結露してしまうようですね。

EVFに限った話ではありませんが、カメラ本体およびレンズの結露対策はキヤノン公式サイトにも掲載されており、カメラ用防寒カバーの活用などが紹介されていますが、果たして効果の程は期待できるのか些か不安。

とまれ、今回はEVFに結露が見られた訳ですが、当然ながらEVF以外のカメラ内全体にも結露が生じていたと考えるのが合理的であり、だとすると今後もう少し注意を払うべきかも知れません。

  

Wild Yezo sika deers.

さて、この日遭遇できたエゾシカたち。ニホンジカの中でも、北海道に生息するエゾシカは比較的大きな身体で知られます。生憎この日は雌鹿にしか出会えず、雄鹿の勇猛なツノを拝むことはできませんでしたが、反面、野生の雄鹿はそれなりに威圧感もあるので、遭遇したら少し緊張感が漲ったと思います。

 

Wild Yezo sika deer.

涼しげな顔立ちの雌鹿。私がその存在に気付く前から、ずっとこちらを凝視しています。冬は雪の白さも手伝って比較的見つけやすくなりますが、それでも周囲の木々にあわせた迷彩色は中々発見が難しいです。

 

キタキツネはある程度の距離まで接近することができますが、シカは警戒感が強く、近づこうとすると颯爽と沢を登って一定距離を保とうとします。そうした意味で「脚で距離を詰める」のが難しく、やはり私の持つ望遠ズームレンズSIGMA 70-200mm f2.8 APO EX DG HSMでは距離が届かない事が多く、実に口惜しいです。

 

せめて300mm、、、いや、やはり400mmの焦点距離は欲しいところですが、レンズ価格が一気に跳ね上がってしまうので、いまだに躊躇しています・・・〔了〕