Fit Boxingが続けられる理由は、Apple Watchに有り

My personal trainer - Fit boxing.

以前にもご紹介したNintendo Switchのフィットネスゲーム「Fit Boxing」。これが意外な程に続けられています。

その理由は、単にゲーム単体内で完結するのでは無く、Apple Watchを介することで、運動量を“ゲーム外“に出力でき、バイタルログの1つとして扱うことができる点です。


Apple Watchでは運動量を計測する「ワークアウト」機能がありますが、このうち「フィットネースゲーム」を選択してゲームをプレイすると、上記画像のようにFit Boxingが算出する理論上の推定消費カロリーと、Apple Watch側が計測するアクティブカロリー(運動による消費カロリー)値が、ほぼ一致するようになります。

Apple Watchのワークアウト機能には「ボクシング」を運動メニューとして選択も可能ですが、体感的には前述のように「フィットネスゲーム」が最も誤差が少ないと考えます。

Apple Watch「合計キロカロリー」は基礎代謝とアクティブカロリーの合計消費カロリー



Fit Boxing」のゲーム自体は単調であり、それほど面白いものではありません。実際、開発者のインタビュー記事でも国内で初週は「2500本くらいしか売れなかった」との事。ゲーム画面のCGも90年代なポリゴン風でお世辞にも見栄えはしません。


ただ、新型コロナ感染拡大から外出が制限される中で、運動不足解消には最適なゲームです。また、パーソナル・トレーナーを色々とカスタマイズして“自分好み“に仕上げることで、トレーナーとの相性を高めることができます。

実際、私のパーソナル・トレーナーも元は↓こんなイタリア系アメリカンな感じでしたが


・・・髪や瞳、肌の色、衣装など細かく調整することで、すっかり都内在住の29歳・独身OL風な地味キャラに仕立てています(苦笑)

こうしたルッキズム(Lookism)な愉しみ方は、昨今のモラル世情には反するのでしょうが、昭和生まれな中年オヤジとしては、これくらい無いと続けられませんからねぇ。


外に出れば感染リスクが高まり、家に籠もれば運動不足による別の健康問題も生じてくる昨今。

共用スペースにフィットネスジム付きのマンションに引っ越す案も考えましたが、住人の話しでは、ハァハァと息荒い人たちが密集して「(感染リスクが)怖くていけない」と聞きますし、そもそもジム自体が閉鎖されていたりするようです。

そう考えるとやはり自宅の居間で「Fit Boxing」しているのが最善なのかもしれませんね。〔了〕