EF 70-200mm F4L USM ・・・?

Canon EF 70-200mm f4L USM Lens Mug.

懐かしいものが台所の奥から出てきました。キヤノン の望遠レンズ「EF 70-200mm F4L USM」を模したサーモマグ(マグカップ)。「あー昔、流行ったよね」と懐かしく思う人も多いかと思います。

 

元々はカナダで開催されたバンクーバー冬季オリンピック(2010年)時に、キヤノンのカナダ法人(Canon Canada Inc.)がプレス向けに配布した非売品グッズ。

一時期は、$100以上ものプレミアム価格となってネット上で取引されていましたが、(恐らくキヤノンから発注を請けたと思われる)中華メーカーが勝手に増産&販売し、$30前後で売られていたものを購入しました。

 

いま考えると謎なムーブメントでしたが、キヤノンユーザーを中心に、このサーモマグがネット上ではチョットしたブームになり、中華パチモンの類似マグがたくさん出現したのを覚えています。

私が持つマグは、その中でも最もオリジナルに近い(と思われる)モノで、少なくとも私がネット上に掲載された本物画像と見比べる限り、差異は見つけられませんでした。


Canon EF 70-200mm f4L USM Lens Mug.

ともあれ、1つ疑問だったのが、なぜ1999年にリリースされた「EF 70-200mm F4L USM」という古いモデルを模したのかな?という点。

(なぜなら、この1999年リリースな「EF 70-200mm F4L USM」は、その後継モデルとして手ブレ補正を搭載した「EF 70-200mm F4L IS USM」を2006年にリリースしていますので、エラい中途半端なモデルを選択したものです)。

 

とりわけ、バンクーバー冬季オリンピックが開催されていたのは2010年2月で、ちょうどその直後にキヤノンが「EF 70-200mm F2.8L IS II USM」をリリースしたタイミングだったので、販促用にどうせ作るなら、当時リリース直前な新型レンズをモデルにすれば良いのに、と思ったものです。


Canon EF 70-200mm f4L USM Lens Mug.

ただ、よくよく考えてみると、(キヤノンがマグの製造を依頼したと思われる)中華メーカーが勝手に増産・販売しちゃうようなところですから、発売前となる新型レンズの情報を渡す訳には行かなかったのかも知れませんね。


・・・だとしても、なぜに「F4L IS USM」(2006年)じゃなく「F4L USM」(1999年)のモデルなのかは謎なままですが。〔了〕