雨の夕方、ルドヴィコ・エイナウディ。
シルバーウィーク前半の三連休にも関わらず台風が接近しつつある札幌市内。こんな日にうってつけ、”雨の傘マーク”が目印のカフェ「Rain」(札幌市清田区美しが丘3条4丁目)に行きました。
ふと店内に流れたBGMが、ルドヴィコ・エイナウディ作曲の「Nuvole Bianche」(白い雲)。ルドヴィコ・エイナウディ氏は、イタリア出身のポストクラシカルにカテゴライズされる作曲家です。
ポストクラシカルとは、いわゆるクラシック音楽と呼ばれる西洋の伝統的音楽から流れを汲む近現代音楽が持つ複雑性や技巧性そして前衛性とは対極的に、「聴きやすさ」「親しみやすさ」が特徴の音楽といえます。
そんなポストクラシカルの作曲家ルドヴィコ・エイナウディ氏の中でも「Nuvole Bianche」は、美しい旋律の名曲として有名(アルバム「Una Mattina」に収録されています)。
悪天候で客足も少ない夕方のカフェで聴くには最高の曲でした。〔了〕
※因みに、2014年からのウクライナ内戦(=親露派によるトンバス地方東部2州における武装蜂起)にて戦闘に参加したウクライナ軍の兵士が演奏した曲としてネット上で話題になったのも、この「Nuvole Bianche」でした。
彼はこの内戦で妻と幼い子供を亡くし、失意の中で戦闘に参加したのだとか。