三八式歩兵銃のモダナイゼーション
エアガンS&T製「三八式歩兵銃」をモダナイゼージョン(近代化改修)としてライフル・スコープを装着しました。
旧日本軍には「三八式歩兵銃」の精度の良い個体に日本光学(現ニコン)製のスコープを装着し、狙撃銃とした「九七式狙撃銃」(及び「三八式改狙撃銃」)が存在しましたが、それとは異なるアプローチとして「モダナイゼージョン(近代化改修)」をコンセプトにしてみました。
ベースとなる三八式歩兵銃はS&T製。これにF&F GunParts製アンダーレールを介しタクティカルバイポッド(二脚)を装着したのは以前にも別記事にて掲載しましたが、今回はスコープを装着するために「S&T製 三八式/九七式用 20mmレール スコープマウント STMT12」をベースとして取り付けました。
S&T純正だけあってフィッティングは完璧。メタルパーツ故に剛性感もあって頼もしい。
装着したスコープは敢えて現代的なデザインの「1.5-4x30 可変倍率ライフルスコープ」。エアガンでは4倍もあれば十分すぎるでしょう。
そして、三八式歩兵銃はボルトアクションなので、ボルト部分の動作を避けるように左上にオフセットされる関係から、パララックス(視差)が結構生じます。
実銃なら弾道の飛距離がありますので誤差の範囲内でしょうが、友好射程距離がせいぜい30〜50mなエアガンではパララックスの影響は無視できない大きさです。
標的に置いたのは、ワインボトル。拡大したのが↓コチラ
距離は約30〜35m程。4倍スコープを覗くと↓こんな感じに見えます。
S&T製三八式歩兵銃は素直な癖の無い弾道で真っ直ぐに飛んでくれますが、軽いBB弾では風の影響をどうしても受けてしまいます。
この日、風速2mと風は穏やかだったものの、30〜35mの距離にあるワインボトルに当てるのは、相応に難儀します。
スコープ調整に50発ほど消費しつつ、風の影響を受けなければワインボトルに命中したBB弾が小気味よくカンっ!と鳴って爽快。サバイバルゲームはやりませんが、
所詮「おもちゃ」ですが、玩具だから気軽に試しめる訳でありまして。
バカバカしいでしょうが、そこにロマンを感じるのがオトナの遊び方なのであります。〔了〕