グラスホッパーのフロントに六角ハブのホイールを装着する方法
グラスホッパーのような旧車は、いわゆる「六角ハブ」の汎用的なホイールが装着できません。
ただし、リアに関してはタミヤ純正オプション「OP-913 Mフロッグ・アルミ・ホイールアダプタ」を介することで、六角ハブ化ができるようになりますが、フロントに関しては、それが出来なかったりします。
↓グラスホッパーのフロント部分
上記のように、フロントアームから伸びる車軸にBM2(1150ベアリング)を介してホイールが装着されています。
ちなみに旧車ではありませんが、私の持つ2WDバギーなDT-03も同じ構造です↓
もし六角ハブのホイールを装着しようとすると、フロント部まわり(アップライト一式)を何か別のシャシーから流用する等して丸ごと交換&改造して六角ハブ化する必要があります。
そのあたりはネットを色々探すと情報が出てきますが(グラスホッパーの四輪独立懸架化など)、各々の創意工夫やノウハウがあるようで、なかなか簡単には行きません。
また、私の趣向としては、なるべく元のシャシー状態を維持しつつタイヤ&ホイール部分だけ交換したかったりするので改造は最小限に留めたい考えにあります。
そこで、グラスホッパーのフロントに六角ハブのホイールを装着する方法を検討しました。
結論を言いますと、下記のようなアダプターを介することで実現できます。
上記アダプターは、その名も「12mm Front Hex Wheel Adapter」、米国eBayで僅か$20弱で購入できます。
私の知る限り、これを輸入して日本国内で販売している方は居ないと思います・・・ので、米国から個人輸入する必要があります。
このアダプターの説明を見ると、まず車軸に下記パーツを装着し延長します。
このパーツを用いることで、フロントのナックルアームにホイールが干渉するのを防ぐ事ができるようですね。
グラスホッパーのホイール等はオフセットがゼロに近いのに対し、六角ハブのホイール等はホイールのオフセットがプラスな為、こうやって車軸をオフセット分を稼ぐために延長する、ということのようです。
こんな感じで車軸を延長します(シルバー部分が延長された部分)。
ここに六角化するアダプターを装着するだけでOKです。実に簡単ですね。
長さが合わないときは下記のようにベアリングを仲介するようです↓
なるほど、こういうパーツがあるのだな、と感心しました。
日本国内でヤフオク等で似たような六角化する変換パーツが売られているのを見たことがありますが、それらの場合は上記のように車軸を延長するパーツは含まれておりません。
故にオフセットがプラスなホイールを装着すると、フロントのナックルアームにホイールが干渉して上手く行かないようですね。
上記パーツ、気になる方はeBayで「12mm Front Hex Wheel Adapter TAMIYA」等で検索してみて下さいませ。〔了〕