タミヤDT-03・タイヤ交換 (V1.1)

TAMIYA DT-03.

今回の記事はDT-03のフロントタイヤ交換(V1.1化)に関する内容です(上記画像は交換前のノーマル状態)。


前回の記事で、JS1(小1・当時6歳)な娘でも、ラジコン・タミヤDT-03なら(通常ならオーバーステア気味でコントロールの難しい2WDオフロード車であっても、徹底した強アンダーステアによる)驚異的な安定性により容易に操作できることをご紹介しました。

 

反面、強アンダーステアな為、アクセル開度の微調整を習得できていないJS1な娘には曲がりきれない場面が出てくるようになりました。

また、私自身が操縦する場面においても流石にこの強アンダーステアは扱いにくく、走行安定性を保ちながらも何とか改善できないものか・・・と思案いたところに、ラジコン仲間(というか師と仰ぐ)友人からメールが届きました。

友人いわく「4WDオフロードRC用スクエアスパイクタイヤを前輪に履かせてみろ」との事。

早速、Googleで検索してみると、どうやらこのタイヤ交換による強アンダーステア解消はDT-03の前身であるDT-02(同じく強アンダーステアが特徴のシャシー)の頃からメジャーな方法らしい事が分かりました。

この改善方法は、雑誌「RC WORLD」に連載記事を持つタミヤ営業課・前住諭(まえずみさとし・通称TRFサトシ)氏が記事内で紹介し、試したユーザーらがネット上で絶賛していた方法のようです。早速、「OPパーツ OP.88 6024・4駆前輪スクエアスパイクタイヤ」を試してみることにしました。

 

TAMIYA DT-03.

DT-03は上記画像のように、後輪こそスクエアスパイクタイヤなものの、前輪は「SP1207 2駆オフロードWグルーブドタイヤF」なる控えめな溝が特徴の細いタイヤが付いているに過ぎません。

これを4輪ともスクエアスパイクに替えることで、フロントのオフロード路面への喰い付きを向上させ操舵性を改善するというものです。 

 

通常、ホイールとタイヤはそれぞれサイズが適合しないと組み合わせられません。例えば、上記画像のフロントホイールは「SP.1205 2WDアストラルディッシュホイールF」というホイールで、適合サイズには「60/19」と表記があります。

これは↓下記のように、


このホイールは外径が60mmでリム幅が19mmのホイールであることを意味します。

標準状態ではこのサイズが60/19の「SP.1205 2WDアストラルディッシュホイールF」に「SP1207 2駆オフロードWグルーブドタイヤF」という同じくサイズ60/19のタイヤを装着しており、いずれもサイズが適合します。

今回この装着を試みようとしている「OPパーツ OP.88 6024・4駆前輪スクエアスパイクタイヤ」は「60/24」というサイズで普通に考えるとホイールサイズと合致しません(!)。

ところが、難なく装着が可能です。オフロードのタイヤは弾力性に富んでいるため、多少サイズが異なっても装着できたりします。そればかりか、幅19mm標準のホイールに24mm幅のタイヤを履かせることで横にはみ出る肉厚感が増し、むしろ良い感じになる程です。


このように、2WD車の特徴的シルエットである細身の前輪を形取る「SP.1205 2WDアストラルディッシュホイールF」を活かしつつ、肉厚感ある「OPパーツ OP.88 6024・4駆前輪スクエアスパイクタイヤ」を装着に至りました。


TAMIYA DT-03.

そして、こちらが前輪タイヤを交換した後(そしてリアスポイラーを外した状態)のDT-03です。違和感なく、2WDのシルエットを保ちつつ、適度な安定感あるアンダーステアになりました。

コントロール性が向上したことで、娘もラジコン操作に興味を持ってくれたのが良かったです。

 

さてさて、次回は「V1.2」バージョンとして(上記画像で既にその状態になっていますが)リアスポイラーの取り外しと、GoProマウントの装着についてご紹介いたします。〔つづく