ラバーフード、中途半端に嵩張るのが厄介


出張の際にはPowerShot G1Xという古い(けど使い勝手も良く性能も侮れない)コンデジを持って行くのですが、この際に一緒にラバーフードを持っていくと何かと便利です。
 


PowerShot G1Xのフィルター径は後述するアダプターを介する事で、58mm径のものが装着できるようになるのですが、広角端時にケラレ(画面の隅にレンズフードやフィルターが黒く写り込んでしまうこと)を避ける為に、ラバーフードは1段階口径の大きな62mmのものをステップアップリングを用いて装着しています。
 

PowerShot G1Xは、標準状態ではレンズ先端にフィルターが付けられない(ネジ山が切られていない)為、アダプターを介する必要があります。

キヤノン純正のアダプター「FA-DC58C」は残念ながら、もう随分と前に販売終息となってしまった為に入手することはできませんが、互換品はまだ売られています(私のも互換品です)。純正アダプターがプラスチック製なのに対し互換品は金属製という違いもあり、互換品の方が寧ろ評判良かったりします。
 

こんな感じでラバーフード越しにレンズキャップも嵌められます。
 

ラバーフードが便利なのは、飛行機の窓から外を写す時などにガラスの反射を抑えることができる点にあります(尤も飛行機の窓は二重ガラスなので内側の窓ガラスにのみ有効ですが、それでも効果は十分に感じられます)。
 

上記はPowerShot G11というG1Xよりも少し高倍率ズームを搭載したコンデジで、福井県の小松空港近くで機内から撮影した写真。こうした機内の窓ガラス越しに撮影する際には、やっぱりラバーフードは便利なアイテムです。
 
他にも、例えば旅先では博物館などに立ち寄る事もあると思いますが、展示品をガラス越しに撮影する際にも周囲の光の写り込みによる反射を抑えることができて重宝します。
  

上記写真はPowerShot G1Xにラバーフードを付けて撮影した靖国神社での展示品。周囲の光の反射による影響を受けずに撮れています。旅先で展望塔に登ってガラス越しに風景を撮影する際などにも重宝します。
  
正直、一々装着するのは面倒だし、かと云って装着したままは邪魔だし、持ち歩くにもポッケに入れるには中途半端に嵩張るラバーフードですが、なかなか効果的なので旅先に1つ持っていく事をオススメします。[了]