感染拡大が続く札幌市内。自粛要請の繁華街でも其れなりの人混み
連日ニュースにもなっているように、北海道とりわけ私の住む札幌市内における新型コロナ感染が急拡大しています。
中でも槍玉に上がっているのが幾多の感染源となった「すすきの地区」。いわゆる歓楽街・風俗街ですが、ひと口に「すすきの」と言っても多種多様であり、自治体からの発表である「接待を伴う飲食店」なる不思議な日本語には違和感を覚えると共に、具体性に欠けた表現であり、それ故に、すすきの地区が一括りに悪者扱いされてしまっている感は否めません。
すすきの地区での酒類提供が22時迄の自粛要請が行われたこの日、ちょうど別件で深夜にすすきのを通過して札幌駅方面に自転車で向かう用事があったので、ついでに街の様子を見てきました。
結論から言うと、すすきの地区を通過した0時過ぎ、人出も其れなりに多く、加えて営業時間の短縮要請など無かったかのように営業している店が多いように感じました。
これは店側の問題というよりも、満足な補償金を提供できない自治体側(=政治)の問題と私は考えますけれどもね。
(・・・と同時に”自由な国”である喜びも再認識する訳です)
「自粛要請にも関わらず賑わう様子」をわざわざ撮影しようとしている、オールド・メディアの撮影クルーを何組か遭遇。
マスク装着率は概ね80%くらいでしょうか(体感値)。いつもの札幌市内の様子とあまり大きな違いは感じません。
私も地元民ですが、大らかな土地柄なのか民度の問題なのか、元々マスク装着率は決して高く無い印象です。
紹介した、すすきの地区の画像はいずれも私が自転車にドライブレコーダーが代わりに装着しているソニー製アクションカムHDR-X3000によるもの。The North Faceのポーチには、モバイルバッテリーが入っており、カメラの駆動時間を稼いでいます。
この日も全くこちらに気づいていない右折タクシーに接触されそうになり、あらためて自転車こそドライブレコーダーの必要性があると感じています。
敢えて人出の多いと予想される、すすきの地区を通過する事もあり、この日はKN95マスクを装着。
密着させれば医療用N95相当と言われるKN95マスクですが、確かに装着していると息苦しく、まして自転車を漕ぐのは中々しんどいものがあります。
KN95マスクは、尖った先端が「くちばし」のように見え、さながら中世のペスト医師のような風貌にディストピア感が漂います。
とまれ、想定していたよりも、すすきの地区の人出は相変わらず多かった訳ですが、対照的だったのは、すすきの地区を出た途端に歩く人も車も激減した事。
深夜0時過ぎとは言え、土曜の夜。幹線道路であれば見られる筈の往来が、殆ど見られ無かったのは、春の緊急事態宣言時を彷彿とさせる薄ら寒いものがありました。〔了〕