セーフティハウスとしての自家用車考

カップホルダーにちょうど収まるレンズ

愛車の日産ムラーノ、ドリンク用カップホルダーは2段階に口径が調整できるのですが、拡大した場合、ちょうどキヤノン EOS R + EF24-70mm F2.8L II USM(レンズ直径は実寸で87mm)がすっぽりハマって便利です。
 
Camping in a Car.

さて、話しは変わって、キャンピングカーについて。一般社団法人 日本RV協会が2021年6月に公開した「キャンピングカー白書2021」によると、2012年から2020年の9年間で国内における販売台数は実に1.58倍にも拡大したそうです。

その大きな契機となったのは、2011年の東日本大震災。災害大国ニッポンに於いては、災害時のセーフティハウスとしての機能をキャンピングカーが担う事が期待されています。実際、2016年の熊本地震では避難者の約7割が何らかの車中泊避難を経験したと答えており、キャンピングカーへの関心が高まっているようです。

 

また、新型コロナの爆発的な感染拡大を受け、遂に恐れていた医療崩壊となった日本。自宅療養(と云う名の放置&見殺し)に於いて、日本の狭い住環境から家庭内感染の連鎖が続いており、そうした際にもキャンピングカーを罹患家族との隔離用セーフティハウスに活用する話しは、あながち冗談では済まなくなってきていると考えます(実際、医療従事者の一部には家族への感染を回避する目的で車中泊を続けている人もいるとか)。


Camping in a SUV.

残念ながら私はキャンピングカーを持っていませんので、仮に何らかの理由で車中泊することになった場合は、我が家の日産ムラーノで凌ぐ必要があります。

日産ムラーノは流線型のボディデザインを特徴とするタウンユースSUVなので、車中泊には不向きではありますが、それでも身長180cm程の私ひとり程度なら十分快適に過ごせます。

 

SUV Life.

これまでも車中泊キャンプをしてきた経験から、万が一にも自分が感染症に罹ってしまった際の隔離場所として最低限の機能を果たせることを確認。

それが新型コロナのような感染症対策に現実的な解なのか疑問ではありますが、万が一の事態に備え、この日は車内を掃除。秋の気温に耐えられる寝袋や小型のテーブル等を用意しておきました(トイレは隣接する公園の公衆トイレが冬までは使えますので・・・)。

  

感染拡大・第五波の現在、私の身近なところでも陽性者の話しを耳にする様になって来ています。愛車をセーフティハウスとして活用せずに済む事を祈りつつ、一応、準備だけは整える事で気持ちを落ち着かせておきましょう・・・〔了〕

※後日談:結局、新型コロナには2回感染しました。感染1回目は2022年3月で(症状が軽症の中では割と重かった事もあって)ホテル療養にてメディカルサポートを受けながらの隔離生活となりました(その後、長期に渡り後遺症にも苦しめられましたが・・・)。感染2回目は、2023年12月、さすがに真冬の札幌市内において車中で過ごすのは無理ゲーでした。

※寒さの問題もありますが、自宅WiFiがギリギリ駐車場に届かないのが最大の難点ですねw