YAMAHA TW-E3A 装着感の向上を図る(その2)
以前の記事で中華イヤホンに低反発シリコン素材のイヤーピースを装着し、装着性と遮音性を向上させる事で(やや音の趣きは異なりますが)ノイズ・キャンセリング機能と同等かそれ以上の遮音性を達成すると共に、ワイヤレス機以上の高音質を担保する試みを記載しました。
今回は、私が愛用する別のイヤホン、Bluetooth ワイヤレス機のヤマハ「TW-E3A」の装着感向上を図ろうという試みです。
安価ながら、フラットでクセの無い音色が特徴のヤマハTW-E3Aですが、その装着感の悪さを指摘する声は少なからずネット上で散見されます。この点について、以前に以下の別記事にて詳細を記載していますが、TW-E3Aは本体が丸っこいのにイヤホンのノズル部分が短くアンバランスで装着感が悪く、低音が抜けがちな問題があります。
この点は当のヤマハも認識しているようで、TW-E3Aのマイナーチェンジ版にあたる「TW-E3B」が1年後に発売されます。このTW-E3Bでは、本体のサイズが若干小ぶりになり、ノズルも延長された事で装着時のアンバランスさを解消しています。TW-E3Aのユーザーからしてみれば・・・最初からこうしておけよ、と言いたく仕様変更ではありますがね。
とまれ、前述の記事ではカバーを外した上でノズル部分の延長を行い、装着時の重量バランスと耳への差し込みの深さを調整した訳ですが、現在ではもっと簡単に冒頭の写真にあるように、TW-E3Aのノズルに低反発シリコン素材のイヤーピースを装着し、耳への装着性と遮音性、そして其れに伴う低音域のアップを担保する仕様に改造しています。
用いる低反発シリコン素材のイヤーピースは、私も昔は利用していたコンプライ製のも良いのでしょうが、コンプライ製の実に1/10の価格で入手できるKZ Acoustics社製のイヤーピースを用いています。昔に買ったコンプライのTS-200と比較しても遜色ありませんし、むしろイヤホン左右本体への装着フィット感はKZ Acoustics社製イヤーピースの方がシッカリとしている程です。
これでTW-E3Bに買い替える必要も無く、クセの無いTE-E3Aの軽やかな音色を(少し低音増し且つノイキャン機能搭載機と同程度かそれ以上の遮音性を担保しながら)愉しむ事ができるようになりました。TW-E3Aをお使いの方は一度試してみて損は無いと考えます。〔了〕
※当サイトはTW-E3Aを「推し」ていますが、決して高音質という訳ではありません。クセや主張の激しい音色のイヤホンが群雄割拠する昨今でフラットな音色が心地よい、だから気に入っているのだ、という点をご了承下さい。