イヤホンにアクティブ・ノイズ・キャンセリングはいらない(はず)

ヤマハのTW-E3にKZ Acousticsのイヤーピースを装着して遮音性を高めた

巷ではワイヤレス・イヤホン、それもアクティブ・ノイズ・キャンセリング機能のついたイヤホンが人気のようですが、私はイヤホンにノイズ・キャンセリング機能は不要と考えます。


その理由は、しっかり密閉性のあるイヤーピースを用いれば、アクティブ・ノイズ・キャンセリング機能と同等もしくは、それ以上に外音遮蔽が可能なことや、そもそも音質的にBluetoothワイヤレス・イヤホンの多くが、伝統的な有線ワイヤード・イヤホンの音質に”足りていない”と考えるためです。

 

勿論、ワイヤレスであっても高音質と評判であるソニーのWF-1000XM3及び、最近出たWF-1000XM4も、ソニーストアでじっくり試聴しましたが、約35,000円というコストに見合う音質か?というと・・・1万円クラスのワイヤードなイヤホンと同程度か、それ以下と感じたのが正直なところです。

もっとも、私が使っているスマホが高音質伝送規格であるLDAC(96kHz / 24bit)にもaptX HD(48kHz / 24bit)にも未対応なiPhoneという点がネックでもある訳ですが、Appleの製品とサービスを軸にしている(とりわけロスレス対応したApple Musicをメインとしている)関係から、iPhoneはマストな訳です。

   

私の場合、上記画像のように、中華イヤホンに低反発シリコン素材のイヤーピースを組み合わせて使っています。イヤホン本体は中国のKZ Acoustics社製「KZ ZAX」(6,000〜7,000円弱)。組み合わせるイヤーピースも同じくKZ Acoustics社製(300円弱)をチョイス。耳に確実にフィットするので、騒がしい地下鉄内でも繊細な音色を愉しめます。この組み合わせ、わずか7,000円程ですが、素晴らしく解像度の高い美しい音色を奏でてくれる優れモノ。


音には「好み」があるので一概には言えませんが、私は解像度の高い音が好きなので、やや神経質とも評される事のある「KZ ZAX」が向いているのかも知れませんね。因みに私は、この「KZ ZAX」に、以前にも紹介した「UGREEN製Lightning→3.5mmミニプラグ変換アダプター」を組み合わせた、最大48kHz / 24bitの音質でApple Musicを愉しんでいます。

凡人の耳には十分すぎる高音質ですよ。〔了〕