EOS kiss M、動画撮影で注意すべき3つの設定

EOS Kiss Mで動画撮影したピアノ発表会


前回の記事でご紹介したように、今更4年ちかく前のキヤノンEOS Kiss Mを購入したのは、娘の「お遊戯会」と「ピアノ発表会」の為でした。その際の経験を踏まえ、備忘録として動画撮影で注意すべき3つの設定項目について記載します。

 

EOS Kiss M説明書「動画用のモードで動画を撮る」際の注意事項


1.動画サーボAFはOFFにせよ

動画サーボAFがデフォルトではONになっている事を見落としており、後で撮影動画を確認した際にAFが迷っているシーンが何箇所かありました。

根本的にサーボAFを無効化するには、動画モード時のメニュー内〔SHOOT4〕→〔動画サーボAF〕→〔しない〕に設定しておく必要があります。

撮影時に画面上にサーボAFである旨が表示されるため、その都度、アイコンをタッチしてサーボAFをOFFにしていたのですが、それはあくまで「一時的にOFF」にするだけで、次の撮影時には自動的にONに切り替わる事に気づきませんでした。そのため、ステージ上を誰かが横切る度にAFが駆動する厄介な事態となりました。

 

EOS Kiss M説明書「動画用のモードで動画を撮る」際の自動水平補正の設定について


2.自動水平機能はOFFにせよ

これはデフォルトではOFFになっているようですが、どこかでONにしてしまっていたようです。動画モード時のメニュー内〔SHOOT5〕→〔自動水平機能〕→〔しない〕に設定しておく必要があります。

動画撮影時に自動的に水平を保ってくれる(傾いている状態だと少しだけクロップして画角を狭める)機能ですが、これはあくまで三脚を立てた撮影位置の水平を保つだけであり、当然ながら写すべき被写体を水平に保つ訳ではありません。

お遊戯会やピアノ発表会などのように、被写体まで距離があると僅かにカメラ設置位置がステージど真ん中から外れた(ステージのセンターから少しズレた)ダケで、被写体に対して斜めに撮っている事になりますからね。

むしろ、この機能はOFFにして、あとで動画編集アプリ側で水平を保つ方が余程正確です。

 

EOS Kiss M説明書「動画用のモードで動画を撮る」際の高輝度側・諧調優先機能の設定についての注意事項


3.「高輝度側・階調優先」機能をONにせよ

キヤノン「高輝度側・階調優先」機能(=ハイライト部分の白トビを緩和できる機能)と、「オートライティングオプティマイザ」機能(=明るさ・コントラスト自動補正機能)は、共に似た機能のため、互いに排他的にしか設定できません。

設定は、動画モード時のメニュー内〔SHOOT2〕→〔高輝度側・階調優先〕→〔する(D+)〕から行います。

撮影シーンにもよるのでしょうが、私の撮影したお遊戯会やピアノ発表会のような照明がガンガン当たるシーンでは、「オートライティングオプティマイザ」よりも「高輝度側・階調優先」機能の方が優位なようです。白トビした映像は後補正で救うことも難しいですからね。

 

以前は仕事でも動画撮影の機会がありましたが、いまの仕事では全くその機会も無くなり、プライベートで年に数回しか動画撮影をしなくなりました。

回数が減ると、どうにも自分の中でのノウハウ蓄積がされません。時間の経過と共に忘れて都度リセットされてしまうので備忘録として書き綴っておきます。。。〔了〕

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