イマドキな感じの、飲みやすいワイン
本日のワインは、米国カリフォルニア州の北部・ソノマ郡にある都市ガイザーヴィルで作られたMurphy-Goode Winery(マーフィーグッド・ワイナリー)社の「ノースコースト・ソーヴィニヨン・ブラン」です。
※サイトによって「マーフィーグッド」と「マーフィーグード」表記に分かれますが私は前者で記載します。
Murphy-Goode Wineryの名前は知らなくとも「A Really Goode Job」というキャンペーンで注目を集めたワイナリーと聞くと、マーケティング関係にお詳しい方なら、ピンと来るかも知れません。
2009年に行われたこの「A Really Goode Job」キャンペーンは、Murphy-Goode Winery社が行ったSNSを通じて宣伝された採用活動で、同社で1年間働くことができる従業員を1人募集するというもの。応募者はSNSを通じて志望動機等を伝えるビデオを提出して選考される、まさにSNS時代の幕開けを告げる試みでした。選ばれた応募者はワイナリーで働き、ワイン製造からブランドマーケティング、SNS発信等、幅広い業務を担当します。これは採用された応募者にとってはワインについて深く知識と経験そして業界でのコネクションを獲得する貴重な機会となります。
加えて、その様子をSNSで継続的に発信していくという宣伝手法は、新しい時代のブランド戦略として大いに注目を集め、同社の知名度を若者世代に拡大した成功例となりました。
・・・さて、そんなMurphy-Goode Winery社の「ノースコースト・ソーヴィニヨン・ブラン」ですが、タンニンも控えめで軽くて飲みやすい辛口な、でもフルーティなテイストです。
キンキンに冷やすのが私好みでした。飲みやすいワインなのにアルコール度数13.5%なので、気付けばベロベロに酔っ払っている、そんなワインです。サンセリフ体を基調としたラベルデザインもイマドキな感じなのでしょうね。
暑い日に昼間っからベランダで飲みたい、そんな爽やかな味わいのワインです。税込1,598円也。〔了〕