斉藤由貴、1986年のライブ

SAITO Yuki "POETIC Live 1986".

何度か述べてますが、私の「推し活」は“歌手としての斉藤由貴”。1985年から実にファン歴39年目、途中「熱量」に多少の上下はあるものの一貫しての”推し”です。

そんな歌手・斉藤由貴の中でも、ファンの間では有名なライブ盤についての紹介です。


1984年に明星食品「青春という名のラーメン」でCMデビュー、翌1985年にはTVドラマ「スケバン刑事」で女優デビューした斉藤由貴ですが、歌手としての活動も1985年「卒業」からスタートさせています。

初戀」(1985年)、「悲しみよこんにちは」(1986年)、「夢の中へ」(1989年:NHK紅白歌合戦出場)等のヒット曲はファンで無くとも多くの人がご存知かと考えますが、令和のいま聴いても名曲揃いと感じるのはファンの贔屓目でしょうか。。

 

そんな斉藤由貴のアルバムの中でも希少価値が最も高いとされるのが1986年のライブ盤「POETIC Live 1986」。1986年9月10日、自身の誕生日にNHKホールで開催されたライブを収録したものです。

しっかりと伸びやかな歌声など最高のパフォーマンスが極めて高音質に収録されていますが、実は1986年当時はライブ盤の発売が「お蔵入り」され、23年後の2009年に突如リリースされた特殊な事情がありました

 

聴くと分かるのですが、歌詞の間違いがけっこうな頻度であります(笑)。その辺りはライブ感の面白さと好意的に捉えられますので、こちらは問題ではありません。

問題だったと思われるのは、「親衛隊」と呼ばれる当時の熱狂的ファンによる声援が演奏や声に被っている点です。こちらも今となってな80年代当時の雰囲気を知れる懐かしさもありますが(その程度に微かに聴こえる程度ですが)、1986年当時のアナログ技術ではあまり除去できなかったと想像できます。

こうした諸々の事情もあってライブ盤としてリリースするレベルには出来なかったのかも知れませんね(あくまで推測ですが)。

※実際、当時ライブに参加されていた方のブログが参考になります↓

  

当該ライブCD盤は2009年発売後に程なくして完売となりますが再販はされていません。それもあって現在では定価の3〜4倍のプレミア価格で中古流通しています。

音楽配信サービスでロスレス音源が提供されていますが、CD盤の方が安定して高音質な感を受けます(多分に気のせいでしょうが・・・)。

ライナーノーツも楽しめる仕様なので多少値が張ってもファンにはCD盤をお勧めします。[了]

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