美しき「浦安の舞」

The Hokkaido Shrine Festival.

北海道神宮の例祭(例大祭)にて行われる「浦安の舞」を観に行きました。毎年6月14日〜16日に開催される例祭のうち、初日(14日)の「宵宮祭」にて「浦安の舞」が奉納されます。

 

The Hokkaido Shrine Festival.

「浦安の舞」とは神社で祈祷の際などに神を祀る為に舞姫(巫女)が踊る「舞い」。

「浦」=「心」、「安」=「安らぎ」を意味し、心と世の安寧が込められているようです。基本、四人編成の”四人舞”が、この例祭では総勢15人の舞姫が繰り広げてくれます。

   

The Hokkaido Shrine Festival.

舞姫は神宮の巫女では無く、立正佼成会 札幌教会(北都乙女座)の有志によるもの。

立正佼成会は”仏教系”新宗教と認識していたのですが・・・考えてみれば日本は「神仏習合」で長らく神と仏は相互補完関係にありましたし、何らかの関係性があるのかも知れませんね(詳しい経緯は存じません)。

  

The Hokkaido Shrine Festival.

とまれ美しいお姉さん達がひらりとしなやかに舞う「浦安の舞」は眼福。祭神さまもお慶びの事でしょう(笑)。実際、大人気イベントのようで開始30分前には観覧の場所取りが始まってました・・・皆さん目敏いですね。

  

The Hokkaido Shrine Festival.

舞姫たちは草履を履かずに足袋で舞う為、係員が箒で石を避けるものの、会場となる「神門内向拝下」(拝殿前)は両脇が砂利故に観客の往来で直ぐに小石が散る始末。

参道上に小石を見かけたら外に避けてあげて下さいませ。[了]

書籍「おひとりさまの神社めぐり」表紙