紅のレンズ

赤い限定モデルの「7Artisans 50mm F1.1」

札幌の中古カメラ販売店で老舗のひとつ「カメラコレクション」が気づけは札幌駅前の東急百貨店から、大通公園近くの札幌三越本館に移っていました(どうやら昨夏に移転したようで)。


今回たまたま近くに行く用事があったので、様子見がてら訪問してみました。狭い店舗に所狭しと並べられた在庫品の中でも一際目を引いたのが、紅に染まった中華レンズ「7Artisans 50mm F1.1」の限定カラーでした。

 

赤い限定モデルの「7Artisans 50mm F1.1」中古販売情報

奇抜なカラーで売れ残っているのか、定価65,000円の同レンズ、それも限定カラーの新品未使用にも関わらず49,800円という破格でした。

私自身、同レンズのシルバーを愛用していますが、兎に角、個性的な暴れる写りをしてくれて気に入っているレンズです。

 

「7Artisans 50mm F1.1」にはゴールド、シルバー、ピンクゴールド、ブラックの4種類が出ていた

赤の限定カラーが出ているのは知ってはいたものの、実物を見るのは初めて。中々に美しい色合いでしたが、さすがに2本は要らないので見送ることに。

私が本当に欲しい色は上記画像にある一番左のゴールドカラー。右の薄いゴールドは日本でも売られているのは確認しましたが、一番左の濃いゴールドはネット上でも売られているサイトを見たことがありません。これだったら2本目として買ったでしょうが。

  

SHOTEN L.M-C.R MACRO EX + 7Artisans 50mm F1.1.

7Artisans 50mm F1.1は、色々と欠点の多いレンズです。

工作精度が甘いのか、購入後スグにレンズ内へのチリ混入が散見されるようになりました(写り込みはしませんが)。

他にも写りの面では歪曲がキツいことやボケが暴れる傾向にあります。一番萎えたのは何かと手指のアルコール消毒機会も多い昨今、若干アルコールで湿った手でレンズを持つと刻印のインクが消えたことでしょうか・・・。

 

「7Artisans 50mm F1.1」で撮影した写真(作例)Twilight.

それでも独特な描写をしてくれる点が気に入って愛用しています。

 

「7Artisans 50mm F1.1」で撮影した写真(作例)Sakiko eats breakfast at a nearby cafe.

盛大にボケまくる描写は面白いものですね。

  

マニュアル操作による開放F1.1でのピント合わせは確かに難儀ではありますが、それも一興。こうした面白レンズですから、紅やゴールド位に奇抜な色も似合うと考えるのです。〔了〕

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