新聞が面白い

Newspaper.

新聞を改めて読むとメディアとしての面白さと凄さに今更ながら気付かされます。

定期購読していない私にとっては時折カフェに置かれた新聞を読む程度ですが、月額4,000円のサブスクとしては中々に質の高いサービスです。

 

ご承知のように新聞の発行部数は激減しています。ピークの1997年から直近25年で43%減の凄まじい減り幅(日本新聞協会調べ)。

よく指摘される問題点は大きく「速報性」、「偏向性」、「選択と強調」の3点。それも前日迄に起きた既知の出来事を印刷し、CO2を排出しまくって戸別配達する環境負荷も考慮すると、もはや持続不可能なビジネスモデルの典型例に成り下がっています。

 

新聞でよく批判される「偏向性」についてファクトとオピニオンを巧妙に混在させ読者を誘導するメディアマニュピレーションが相変わらず散見されるのも確か。

故にネットで情報にアクセスしやすい現在においては他紙論調との比較も容易な為、ネットと併用しながら読み進める自己防衛は必須と考えます。

  

The outbreak of the war!

反面、新聞の価値はオピニオンにあると考えます。いっそ政治・経済・国際・スポーツ面はAIに自動生成させ、オピニオン欄をより旗幟鮮明に充実させる方が記者としても読者としても有益なのではないでしょうか。

新聞は1部の中で国際情勢から地域課題までを包含する網羅性も魅力ですが、何より凄いのは(そして見過ごされがちですが)これが「毎日」全更新され続けている点と考えます。定期購読とは行かない迄も、時折、駅売りで購入してみようと考える昨今です。[了]

 

※追記:


新聞の定期購読料を調べようとサイトを見たのですが中々リンク見つけられず(左の丸印部分)。各新聞社ともWebサイトは酷似した構成ですが定期購読へのリンクが導線から外れているように感じます(ヤコブ・ニールセン博士らが提唱する所謂「Fの法則」や「Zの法則」から外れている)。

新聞社自身、新規購読者なんてWebからは増えないとでも考えているでしょうかね。