写真好きに”刺さる” PENTAX 17


リコーイメージング発売のコンパクトフィルムカメラ「PENTAX 17」がSNS界隈で大盛り上がり。興味の無かった私の心も俄かにザワつき始めました。



スマホ又はデジカメでの撮影が当たり前な昨今、敢えてのフィルムカメラ撮影が「エモい」と注目を集めています、それも若いZ世代に。

反面、フィルムカメラの中古市場は流通する絶対数の減少に加え、経年で良質な個体も激減。モノによっては異様な高騰が続いています(2008年に中古ライカM6を見た際は12万円程、それが今や40万円超え)。

 


フィルムカメラに興味を持つ層へ保証とアフターサービスの効く「新品カメラ」を届けたい想いから始まったPENTAXフィルムプロジェクト。

事前情報で耳にしていたスペックから私は全く興味を持ちませんでしたし、リーク画像で見た外観デザインも特に惹かれるものはありませんでした。

 


ところが販売後に公開された紹介動画や説明を観ると、これが実に「分かっている」仕様で俄然興味が湧きました。スペック重視の「カメラ好き」では無く、撮りたい対象のある「写真好き」に“刺さる“カメラ

PENTAX 17で撮ったらどんな写真が出来上がるか、あのシーンをPENTAX 17で撮ってみたい、等。そうした想像を掻き立ててくれます。

考えたみたらこんな気持ちにさせてくれるカメラ、そう滅多に存在しません。だからこそ、PENTAX 17は初心者からベテランまでSNS界隈で大盛り上がりなのでしょうね。

私は未だ実機に触れていませんが、近日中に機会を作って試したく考えます。[了]