iPhoneの強制シャッター音


「自主規制」は業界の良心か、はたまた偽善か。実質的に人々を拘束するにも関わらず、規則内容や適用範囲が不透明な故、公共利益の無視と社会的責任の欠如が見過ごされがちと考えます。


典型例がスマホのカメラ撮影におけるシャッター音。マナーモード時でさえ耳触りに響くシャッター音が日本で始まったのは2000年。

盗撮防止の観点から用いたことを当時の関係者が述べています。以降、現在まで業界の自主規制として日本では忌々しいシャッター音が消せなくなりました。


インタビューで語られているように「携帯電話のカメラ=盗撮」「携帯電話が悪」の矛先を避けたいが為の自己保身でしかありません。結果、圧倒的大多数の健全な顧客に不便を強いている訳で、愚かな過ちであり恥ずべき行為と考えます。


iPhoneの仕様では日本と韓国に持ち込んだ際に(ロケーション等から判断して)強制的にシャッター音が鳴る仕組みとなっています。

百歩譲って韓国は国家情報通信部による規定ですが、日本はあくまで業界の自主規制。静かな演奏会や美術館、雰囲気の良いレストランで鳴り響く不快なシャッター音が業界連中の屁理屈と都合で強いられている現状に我々はもっと怒りを表明すべきであり、そして直ちに是正されるべきと考えます。

  

Street.

先日購入したiPhone15。高性能カメラが魅力ですが、強制シャッター音に興が削がれ、実にストレスフル。当該自主規制に携わる全ての関係者へ天の裁きを切に願います。[了]